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肘内障(ちゅうないしょう)とは
症状
肘内障というのは、肘関節が外れてしまった症状。
《肘が抜けた》と表現されることも多いです。
腕が上がらなくなりダランとした状態になります。
何科を受診
整形外科を受診します。
受診までどのように過ごす
腕を動かすと痛みを感じることもあるようなので、無理に動かさず安静に。
肘内障だと思っていても違う症状だと困るので、親が無理に触らず早めの受診が良いようです。
保育園での肘内障
お散歩の時、手をつないでいて…
高いところからジャンプする時、手を持っていて…
保育園では腕が抜けてしまう子はよく見ていました。
とにかく腕を引っ張らない。
小さい子ほど、抜けやすいのでなにかある時も手を引っ張るのではなく、肩の方をもつことは保育士時代から心掛けていました。
長女の場合
急に泣く
強い衝撃ではなくても抜けやすい子だったのでこの時点では母わからず…
痛みに弱いので、号泣するばかりで理由を聞いても話せない長女。
この時、腕を抑えていたり、ダランとしていたり、腕を触るのを嫌がる時は、大抵《肘内障》でした。
腕を観察
腕を見て、色が変わっていないか、腫れていないかなど腕の様子を観察する。
この時も、腕を触られることを嫌がり、激しく抵抗される。
病院へ出発するまで横になる
腕を動かすと痛いので、布団に横になってなるべく動かさず、準備が終わるのを待つのが長女のスタイル。
肘を曲げたり痛がって動いているうちに偶然はまって治ることもありました。
病院に連れて行く
私は、車が運転出来ないので病院に行くまでが大変でした。
レベル1:夫が帰ってきている夜
これが一番楽なパターン
夜間救急をやっている所を#7119で聞いて連絡。
夫が車を運転し、到着したら次女は夫が見て長女と受診。
レベル2:ベビーカーで行ける範囲
平日は、かかりつけの病院へ。
ベビーカーの揺れにも長女が激しく泣く為、次女がベビーカーで長女が抱っこひも。
3歳になっても腕が抜けていたので、その時の抱っこはかなりの重量でした。
病院に着くと次女は自由に歩きたがり、長女は号泣と言う地獄絵図。
レベル3:タクシー
一番大変だったのが、かかりつけの病院が休みで一人で二人をタクシーに乗せる時。
長女は泣くが次女は危なくて一人で座れないので抱っこ…
車内号泣で運転士さんに謝りつつ、知らない病院でオロオロ。
この私一人で子ども二人見る時は「二歳差、つらい」と何度も思いました…
診察
問診。
「腕が抜けたみたいで…」と伝えると、「引っ張っちゃた?」「お母さん、子どもの手は引っ張っちゃダメだよ」と毎回言われます。
《引っ張ってないのですが…》と毎回切なくなる瞬間です。
触診開始。
腕を触られるのが嫌な長女を抑える母。
戦場…
「肘内障っぽいね。今から入れるからね。」と先生が仰ってからは早い。
数回腕を曲げるようにしてすぐに治して頂きました。
治った後に腕を上げることに抵抗があり、なかなか腕を上げてくれない。
そんな時は、好きな玩具やお菓子など上に挙げて「取ってごらん」と言うとすんなり挙げてくれました。
肘内障の治療の時は、腕を上げることを確認しなくてはならないのでアイテムは必須です。
終了
腕が戻れば他に治療もないので終了。
長女は、何事もなかったようにいつも通り。
母は腕が治ったことに安心しつつ、修羅場を乗り越えてぐったり。
まとめ
長女は特に肘内障になりやすい子でした。
最初は1歳になったばかりの頃。
ゴロゴロして遊んでいる時に腕が抜けました。
それから未就園児(1歳〜3歳)の時は、ひどい時には月1・2回腕が抜けるということを繰り返していました。
・お昼寝中の寝返り
・オムツ替え後、起き上がろうとた時
・ジャンプをしていて手が地面について
・手を洗う時に、私が袖を捲くろうとした時
なぜかお絵かき中に抜けたことも^^;
腕を引っ張るなどは関係なく、抜けやすい子は何度も繰り返します。
幼稚園に入ってから(3~5歳)は3回程しか抜けていないので《少しずつ骨がしっかりしてきたのかな》という印象ですが、まだ油断は出来ませんね。
どこに受診しても一番に言われるのが「引っ張っちゃった?」「どうやって引っ張ったの?」
ある所では「子供の腕は引っ張っちゃダメ」怒られることも…
泣きわめく子どもをなんとか連れてきてこの言葉はダメージ絶大です。
親が引っ張って抜けたのが前提ではなく「どうしたんですか?」と聞いてくれるお医者さんが増えると良いなと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。