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こんにちは、むるこです。
勝負に負けると愚図って手がつけられなくなったり、クイズでは間違えて答えていたのに「本当はわかっていた」と言ったり、誰も競ってないのに1番と主張したり…。
負けず嫌いな子はいませんか?
まさしく我が家の長女なのですが^^;
どうして負けず嫌いな行動をとるのか、負けず嫌いを緩和させる対処法などを記録したいと思います。
負けず嫌いになる要因
気質
生まれつきの気質として負けず嫌いな子がいます。
「できる自分が好き」で「できない自分」は受け入れがたいタイプ。
発達過程
4歳頃から自分というものを形成していく過程で
- 脳の成長
- 心の発達
が関係していると言われています。
2歳のイヤイヤ期では《自分で出来る》と主張し、4歳の反抗期では、《集団の中の自分を認識して、大人にも負けたくない》と競う心理が働く為だと思われます。
結果だけでなく過程にも意味があることの経験が乏しいため勝ち負けにこだわる子が多いことも原因の一つだと思います。
4歳から小学校低学年位までは、大なり小なり負けず嫌いな傾向が強くなります。
優劣をつけられるような言葉がけをされる
「〇〇くんの1番でかっこいいね」「どうして〇〇ちゃんはできるのに」など人と比べられる言葉を掛けられると、子ども自身も相手を意識する言動が多くなります。
いつも大人がわざと負けている
《大人にもいつでも勝てる》と思っていると自分が負けるということを受け入れたくない心理が働きます。
負けると激しく反抗して手がつけられなくなります。
結果だけを褒める
「一番になったらおもちゃを買ってあげる」「早く食べられてえらいね」など順位や早さなどの結果にこだわった言葉がけをしていると、なにがなんでも人に勝ちたいという気持ちを持ってしまいます。
自分はダメな子だというコンプレックス
弱さを隠すために強がっていることがあります。
「正解したり、勝ったりしないと自分には価値がない」と思い必死に勝つことにこだわります。
また自分が負けそうな場面では「もうやりたくない」と諦めることが多いです。
対処法
気にしすぎない
《このままじゃわがままな子に育つんじゃないか》と気にして行動を正そうとすると更に反抗が強くなります。
そういう気質・時期と割り切って接することが大切です。
成長するに従って我慢すること・丁寧に物事に対応することの大切さに気付いていきます。
頑張った過程を褒める
結果だけではなく出来るように努力した過程を褒めます。
そうすることで、勝っても負けても次に挑戦する意欲に繋がります。
比べるのは過去の子ども
他の子と比べるのではなくその子の努力する前の姿と比べることが大切です。
《努力したから出来るようになった》《成長した》と実感することで勝ち負けにこだわることは少なくなります。
気持ちに共感する
「くやしいね」「泣いてもいいんだよ」など気持ちに共感することで子どもは自分の気持ちに気付きます。
あとは、その子が気持ちを切り替えるまで気長に待ちましょう。
「悔しい気持ちは、次に頑張る力になるんだよ」と伝えれば、その不快な気持ちにも価値があると思えるようになります。
その子自身を受け入れる
ありのままの子どもを受け入れます。
《勝っても負けてもあなたへの気持ちは変わらない》と言葉と行動で示すことで子どもは安心します。
長女に効果があった方法
親も負けることがある・間違える事があるという姿を見せる
じゃんけんは本気のじゃんけんをし、負けたら悔しがる姿は見せつつも「負けることもあるよね」など、あえて言葉に出して伝え続けました。
すると以前は後出しまでして勝とうとしていましたが、少し落ち着いてきた気がします。
また、ピタゴラスイッチで《ピタゴラじゃんけん装置》のコーナーに本気で参加します。
結構、難しいんですよね、あの問題^^;
間違えた時は「そうなんだー、こっちに行くと思ってたのに意外ー」「今度は当てるぞ」など言葉にして伝えました。
長女も今までは終わったあとに「それだと思ってた」「勝った」と言ってましたが…
盛大に間違える私を見て「間違えてもいいのか」と感じたようで今は予想しながら答えています。
ちなみに、最初は大人が間違えるはずないと思っていたのか「おかあさんといっしょ」と答えを合わせていたのに、今では違う答えを堂々と主張します。
嬉しいやら寂しいやらです(笑)
仲良く遊ぶ動画を見る
勝ち負けのあるゲームは長女がズルをして勝とうとしたり、負けると癇癪を起こしておしまいになったりするので、あまり遊ぶ機会がありませんでした。
そんな時、You Tubeで仲良くゲームをする動画を鑑賞。
「勝っても負けても楽しそうだよね」なんて私がなにげなく言っていました。
そんな動画を何回か見るうちに長女に変化が…
なんと仲良く次女とゲームを始めたのです。
これは以前、壊れた時に激怒して最近はやっていなかったゲーム。
どうするのか見守った所、壊れても癇癪を起こさない長女。
しかも「壊れたらもう一回やり直し。壊した人から始めよう」と提案まで。
これも動画でその家族が決めていたルールでした。
動画から、負けた時に癇癪を起こす以外の方法を学んだようです。
保育園なら《楽しそうだからまたやってみる》《負けても怒らなければ何回も挑戦できる》ということを他の子を見ることで学べますが、おうちだとそうもいかないんですよね。
動画の活用、おすすめです。
まとめ
まだまだ、負けず嫌いを発揮することの多い長女ですが、少しずつ成長も見られます。
私も知識はあるのに《この対応まずかったかな…》と振り返ると反省することもあり…^^;
まだまだ未熟者です。
でも《人間だから仕方ない》と自分を許しつつ、なるべく意識して長女の気持ちに寄り添っていこうと思います。
なにか参考になることがあると嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。