【北風と太陽】から子どもとの距離感を考えてみよう 子どもが言うことを聞かない時は《良い加減の育児》を意識する

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こんにちは、むるこです。
《北風と太陽》と言うイソップ童話をご存知ですか?
私が好きなお話の一つです。
このお話の旅人と太陽の関係が、子どもと接するときの距離感と似ていると思ったので、考え方を書いてみたいと思います。

北風と太陽

《概要》

北風と太陽がどちらが旅人の上着を脱がせることができるかという勝負をする。

北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとするが、旅人は寒くて上着をしっかり押さえてしまう。
北風は旅人の服を脱がせることができなかった。

太陽はテカテカと旅人を照らした。
すると旅人は暑くて、自ら上着を脱いだ。
これで、勝負は太陽の勝ちとなった。

《教訓》

手っ取り早く乱暴に行うよりもゆっくり着実に行うほうが効果を得られる。
冷たく厳しい態度で人を動かそうとするとかえって人は頑なになる。
暖かく優しい言葉で穏やかに接することで初めて人は自分から行動してくれる。

太陽の良かったところ

暖かく根気強く穏やかに…
子育てに限らず、人に伝える時はこれが出来たら自ら行動してくれますよね。
そして、この太陽の良かったところはいい加減(良い加減)だったことだと思います。
《勝負に負けたくない》と全力で照りつけていたら、旅人は焼き殺されていたかもしれません。

子どもにも「これが正しい」「こうしたほうがいい」を必死になって押し付けると、きっと子どもの心が死んでしまいます。

「こうしたほうがいいと思うけどあなたはどう思う?」
この位、肩の力を抜いて根気よく何度も教えていくのがいいと思います。

もしもシリーズ

帽子を脱がせる勝負なら北風が勝っていた

もし帽子を脱がせる勝負なら、いくら太陽がテカテカと照らしても熱中症がこわくて帽子は脱がないでしょう。
そんな時、北風が力いっぱい吹いたら風に飛ばされて帽子が脱げてしまうこともあると思います。
でもこれでは、自分で決めて脱いだのではありません。
北風が吹き終われば、お気に入りの帽子をまた被るかもしれないのです。

時に子育てで、強く言ったほうが言うことを聞くという場合があります。
でもこれは、押さえつけているだけできっと本人は納得していないでしょう。

こわいから言うことを聞いておくでは、こちらの思いが本当に子どもに伝わっているわけではありません。

上着は旅人のお気に入りで脱がないかもしれない

旅人がコーディネートにこだわっていて、どんなに暑くても上着を脱がないこともあるかもしれません。
そんな時は、どんなに暖かく根気よく照らし続けてもきっと上着は脱がないでしょう。
旅人のブームが去るのを待つか、服を脱いでもいいと思える瞬間を待たねばなりません。

しかし、上着を脱がないのは旅人の人生で太陽がどうにかしようとする必要はないのです。

旅人が人生を歩む中で「暑いのに上着なんて着て暑くないの?」と誰かに指摘され、見直してみたら「なんか変…脱ごう…」とどこかで自分で決めるかもしれません。

大人は照らし続けることは出来るけど、本人の意志を尊重するということを忘れてはいけないと思います。

まとめ

 子どもを一人の人間だと思って接すること・暖かくも守ること。
子育てにはこの考えが大切だと思っています。
自分の対応が北風になっていないか・太陽として力を入れすぎていないか
確認しながら子育てしていけるといいですね。

なにか参考になることがあると嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。

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