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こんにちは、むるこです。
新学期が始まって、保育園では慣らし保育が始まっている頃ではないでしょうか。
初めての保育園…
慣らし保育中に
- 連絡帳を書いてくれないのはどうして?
- ロンパースのボタンが1つ付いていない状態で帰ってくる
- 服のコーディネートが柄物と柄物で派手
- すごくハイウエストで帰ってきたんだけど…
など不審に思うことも出て、保育園にクレームを言いたくなることもあるのではないでしょうか?
保育士というと保育のプロなんだから、ちゃんと見て欲しいという保護者の方の気持ちも十分理解できます。
しかしこの時期に保育を完璧に行うのは難しいと思います。
自分が経験談を踏まえて慣らし保育中の保育園の状況をお話したいと思います。
慣らし保育とは
新しく保育園に入園してきた子どもたちが園での生活になれることを目的に行われる短時間保育のことです。
慣らし保育の期間は園によって様々で1・2日目は11時00分まで3・4日目は12時までと全体で決まっていることもあれば、親の仕事復帰日に合わせでスケジュールを組んで行う場合もあります。
生活で必要な《食べること》《寝ること》が難しいと慣らし保育が進まなくなることもあります。
慣らし保育の期間で保育士はどの様にすれば食べるのか…保育園での寝方を必死に探します^^;
子どもと過ごす中で保育士と信頼関係を作ることも慣らし保育では重要です。
慣らし保育は必要なの?
仕事に復帰する方は、4月からなので早く一日保育になって欲しい方も多いのではないでしょうか。
しかし、ここで無理をするのは禁物です。
お家で過ごしていた子どもにとって、慣れない環境に入ることは想像以上に疲れることです。
もちろんお仕事があるという時には保育園側としてはお預かりしますが、0歳児クラスで無理をした子は体調を崩し入院となるケースも見てきました。
無理をせずに子どものペースで慣れていけるよう配慮できると良いですね(^ ^)
子どもにとっての保育園は職場と同じ↓
年齢別の慣らし保育の様子
0歳児
一番大変なクラスです^^;
全員が新入園児。4月の時点で下が2ヶ月の子〜最高1歳になった子が集まります。
しかも面接では話を聞いてはいてもどのような動きをするかまだわからず…
ネンネの子は顔に物は乗っていないか確認。
泣いてつかまり立ちをしようとする子を支えつつ、動きが活発な子が他の子にぶつからないか配慮する^^;
またまだ午前寝をする子も多く、泣いている子をおんぶで寝かしつけながら他の子に声を掛け…
必死!!!!(笑)
0歳児は保育士1人に対して子ども3人なので、おんぶに抱っこをしてもどうしても手が足りなくなります。
慣らし保育中は園長先生でも事務の先生でも動ける人にはクラスに入ってもらいながら子どもの安全第一に過ごしていました。
外などの外気浴をさせて気分転換をしつつ、機嫌がいい時には一緒に遊び信頼関係を築く。
食べ方も個々に合わせた対応が必要になってくるので付きっきり。
オムツ替えをしながら他の子にも気を配り危険のないように。
このクラスは大人の手が必要な為、連絡帳を書く時間はないし、ズボンを丁寧に履かせて他の子から目を離すことも難しい状況^^;
帰りが早いので着替えまで終えて親にお返しすることが目標になり、服のコーディネートやハイウエストなど細かい状態には気を配れません。
しかしこれらも慣らし保育中だけだと思います。
ある程度一緒に過ごし、泣くことも少なくなり子どもの個性がわかってくると落ち着いて保育ができるようになってくるんですよね。
ちなみに、慣らし保育中、保護者の方にご意見を頂くのが多いのがこのクラス。
複数担任でもあるので、ベテラン保育士が一人はいます。
1歳児
持ち上がりの子がいていて新入園児がプラスされます。
ここで新入園児が多い程大変になります。
1歳児は人見知りの真っ只中で慣れるまで時間がかかる子が多いです
慣らし保育中は号泣の声が響き渡るクラス。
また早い子だとイヤイヤ期に入っていて1日目にうまくいったことが2日目にはうまくいないなど対応の仕方を定めるのが難しいことも^^;
生活リズムもまだ安定せず4月には午前寝をする子もいました。
2歳児
1歳児から2歳児の募集人数は少ないので…
新入園児が1クラス2〜3人加わる位で収まります。
最初は大泣きしますが、比較的落ち着くのが早い印象のクラス。
興味の幅も広がってきているので遊びで気が逸れたと思ったら急に思い出したように「ママがいいー(T_T)」となくパターンが多かったです。
意志はしっかりもっていますが、まだ集団に慣れておらず、お友達との衝突が目立ちました。
慣らし保育中はお友達とのトラブル・怪我が多く心配される保護者が多かったです。
幼児(年少〜年長)
幼稚園は年少さんで一気に入園ですが…
保育園では幼児(年少〜年長)の新入園児は少ない印象。
幼児クラスは意志の疎通もできるので、話して落ち着かせることができるのがありがたい所。
すごく泣く子もいれば、初日から平気な子など個人差が大きいです。
しかし、保育士も初めての子への対応は手探り状態。
慣らし保育中は信頼関係を作ることとベストな関わり方を検討している状況だと思います。
まとめ
慣らし保育中は、保育士もいろいろ試している期間。
子どもの状況を把握して対応していけるようになれば、本来の保育になっていきます。
…とはいえ、保育園に不信感を持っていると子どもにそれが伝わって慣らし保育が長引くなんてことになりかねません。
気になることは深刻になりすぎないように聞いてみるなどして消化していくと良いのではないかと思います。
ちなみに慣らし保育で慣れてもGW明けには戻るというのが保育園のお約束な流れ^^;
泣いている我が子を見るのは辛いとは思いますが、気長に構えて行きましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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