【元保育士が伝える】保育園にクレームを入れたい時の言い方・伝え方

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こんにちは、むるこです。

保育園に不満や言いたいことがあるけど、こんな事を言ったらクレーマーなのか…と悩み言えなくなってしまうことはありませんか?

実際、保育現場ではいろいろな意見を頂きます。

言いたいことを言えずにモヤモヤした気持ちで過ごすよりも、保育士に聞いてしまったほうがスッキリすることも多いのではないかと思います。

しかし、保護者のすべての意見を聞き入れたり改善させたりというのは難しいというのも事実です。

意見を頂いて保育士が思うことと、保育園として変えられないこと、保育士との関係が壊れない伝え方を書いてみたいと思います。


 

意見を頂いたときの保育士の思い

保護者の話を聞くのも保育士の仕事

保護者に安心して預けてもらうのが保育士の仕事です。
親がモヤモヤを抱えていると、子どもが察知して不安定になるケースが多いです。
気付いたことや疑問は、早めに聞いて解決したほうがお互いの為にも良いと思います。

より良い保育に繋がるかもしれない

《毎年決まってるから》と保育士が疑問を持つこともなく保育していることもあります。
そこで、第三者の目として保護者の方に指摘されると、考える機会になりますし、より良い保育へと繋がっていくかもしれません。

お話を頂いても改善が難しいケース

園の方針で決まってること

裸足保育を推奨しているのに《靴下を履かせて下さい》
薬は預からないと決まってるのに《お昼に服用させて下さい》
など、お話を頂いても対応や改善するのは難しいこともあります。

発達過程で難しいこと

フラフラと歩き始めた0歳児の子に《絶対に怪我をさせないで下さい》
まだ尿間隔の空いていない子に《2歳になったので今日から保育園ではパンツで過ごして下さい》
幼児クラスで《先生が立ってみてるだけで子どもと遊んでいない》
→クラス全体で落ち着きが無い日はトラブルが起きやすい。
遊びに入り込んでしまいすぐにトラブルに対応出来ない困ると判断した日などは、全体が見えるところで見守っていることもあります。

発達過程で難しいものは、出来る限り親の希望には添いたいと思っていても出来ないことがあります。
でも、要望に対して難しい理由や保育の仕方などを聞けばモヤモヤが晴れるかもしれません。
まずは相談という形で話してみてもいいと思います。

保育士への伝え方

《相談》という形で切り出す

「子どものことで相談なんですけど…」と話始めると保護者も話しやすく、保育士も子どもの為と考えるので話がスムーズに進みます。

逆に保育士の人格否定やどうにもならないことをお話されると対応に困ることが多いです(子どもを産んでいないから親の気持ちがわからない・高い保育料を払ってるのにそれに見合った保育がされていない等)

話し方のポイントは感情的にならず、どこに不満を感じどうして欲しいのかを話すこと

怒りながら話すと同じことの繰り返している&怒ってたけど結局なにを改善すればいいのかわからないという負のループにハマります。

出来たら連絡帳ではなく口頭で

連絡帳にびっしりコメントを頂くこともありますが、文章だと誤解が生じやすいです。

実際にあったことですが、汚れ物の間違えがあった時、連絡帳にびっしり「自分の物がないと洗濯が間に合わない」「他の子の物を洗うのは負担だ」などコメントを頂きました。
なのでお迎えで「負担をかけてしまって申し訳ありませんでした…」と謝罪したら「そんな事はいいんですが…」という答え。
更に聞いてみると、家で愚図ることが増えた…
進級で保育士は新入園児に付きっきりで我が子(在園児)に注意が向いていないのでは…
それで我が子が入れ間違いをしても、気付かなかったのではないかと心配しているとお話をして下さいました。
そこで、お母さんとしては入れ違いはただのきっかけで、保育に不満を持っていることがわかりました。
なので、確かに在園児はやることがわかっていて自分で準備をすることが多いこと、でも意欲的に進級したことを喜びながら行っていることを伝えました。
また、わからないことは自分で聞いてくるのでそれには対応している。
入れ間違えは保育士がしてしまったことで、今後はさらに気をつけていくことをお話しました。
それから持ち物の入れ間違えに気を付けつつ…
帰り際には、どのように過ごしたか意識的に日中の子どもの様子を伝えていくとお母さんの表情も柔らかくなっていきました。

話をしていて分かることもあると思うので、何かあれば保育士に相談してみて下さい

事前に伝え時間を取ってもらう

お迎えの時間に話し出すと他の子への対応もあり、十分な話し合いができない可能性があります。
事前に話したいことを簡潔に伝えたり時間を確保することで落ち着いて話をすることができます。
きっかけ作りとしては、連絡帳の活用もおすすめです。

話しづらい時は園長や主任に相談を

担任の保育の仕方や対応の仕方に疑問を持っても本人には相談しづらいもの。
園長主任など立場の上の人に相談してみるのがいいと思います。
そうすれば、実際に現場を注意して見てくれますし、保育士本人にも伝えてもらい改善するかもしれません。
出来れば、事前に言って相談の時間を作ってもらうといいと思います。
私は、事務所で園長に私の保育について相談している保護者に出くわしてしまって理由を説明したことがあります。
やましいことがあった訳ではないので「直接聞いてくれたら良かったのに…」と思いましたし、きっと保護者もそんな場面を見られて気まずかったと思います。

 

中には、親の意見を受け入れない保育士もいます…↓

まとめ

《こんなこと言ったら保育園で過ごす子どもに影響があるのでは…》なんて思い不満を溜め込む保護者も見てきました。

大丈夫です

保護者から意見を言われて、保育士が子どもに何かするということはないと思います。
保護者からの意見は保育の向上に繋がるかもしれません。
また、モヤモヤして預けるより聞いてしまった方が気分も晴れて良いのではないでしょうか。

少しでも参考になることがあれば嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。

 

実際に私が親の立場で幼稚園にお願いをした時の話↓

伝え方を失敗した話↓

ご意見をいただくことの多かった《お仕事お休みの日》問題↓

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