【乳幼児・年齢別】子どもを会社の後輩に例えて考えてみる 子どもが育つのに必要なのは愛情と信頼

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こんにちは、むるこです。

子どもに教えたり見守ったりする時、どのようにすれば伝わるか迷うこともありますよね。
実際、赤ちゃんと幼児では、接し方も少しずつ変わってきます。
今日は、私が保育園時代にどのように考え、子どもたちに物事を教えたり見守ったりして成長を促していたかをお話したいと思います。

 

考えてみる

イメージしてみて下さい。
あなたは、その道、数十年(自分の年)のベテラン社員です。
最高5年までいられる会社に指導係として配属されました。
あなたは、どのように指導しますか?

私の考えを書いてみたいと思います。

学年を経歴として見る

研修生…0歳児

まだこの世界にやってきた新人。
何もわからず、そこにいるのがやっとの状態。
《指導ポイント》
まずは、楽しく過ごせるような環境づくりをする。
一対一で丁寧にわかりやすく伝えていく。
一度に覚えることは難しいので、その都度、声をかける。

1年目…1歳児

研修中(0歳児)に色々教わったので、少し分かることが増えた。
まだうまくはいかない事が多いが、真似をして物事に取り組む。
好奇心旺盛で色々なことに興味を持てるようになってきた。

《指導ポイント》
個人差が出来やすいので、一人ひとりの能力を見極めて必要なことを伝えていく。
また自分の思いを言葉で表現することが難しいので、思いを汲み取り代弁していく。

2年目…2歳児

色々自分でやってみたい。
助言されるより自分で試してみたい。
しかし、うまく行かず感情的になることもある。
自己中心的な発言も多いが、意欲はあり成長も著しい。

《指導ポイント》
やる気がある・出来そうなことは任せてみる。
うまくいかなかった悔しさは受け止めつつ、次はどうしたらいいのかを一緒に考えていく。

3年目…3歳児(年少)

ある程度、仕事の進め方を把握している。
他にも同僚がいることに気付き仕事の仕方を観察していることもある。
でもまだ自分の仕事と他人の仕事は別と考えてコツコツと興味のある我が道を進む。
経験が増えたことで、視野が広がり「なんでこうするんだろう?」「これはどんな意味があるんだろう?」と疑問に思うことも増えている様子。

《指導ポイント》
自分の仕方や、やりたいことがしっかりしてくるので、足りないところは補いながら取り組めるようにする。
「なんで」に十分答え、知識が広がるようにする。

4年目…4歳児(年中)

仕事にも慣れ、自分でやりたいと意欲的。
筋の通った話し方をするようになってきた。
自分のやり方、ペースがあり、意見を通すために反抗的になることもある。
仲間と一緒に仕事をする楽しさが分かるようになってきた。

《指導ポイント》
本人の話をじっくり聞いたり取り組んだり出来るよう、時間を確保する。
本人の考えも認めつつ、社会の常識も伝えていくと身に付きやすい。


5年目…5歳児(年長)

この会社のトップの年齢層になる。
仕事に対して自分の思いも明確で頼もしさすら感じる。
より一層、仲間意識が芽生える。
先輩の手を借りなくても仲間で協力して、トラブルが起きても自分たちで話し合えるようになりお互いを尊重している。
自分の得意を発揮し、最年長者の自覚や自信を持って仕事に取り組む。

《指導ポイント》
時間内にやることだけ伝えて任せるなど、本人のやり方を尊重して見守る。
助けを求められた時には必要な援助はするが、どうしたらいいのか本人に考えてもらいながら進めていく。
誰かの役に立つことを喜ぶので手伝いをお願いして感謝を伝えていく。
すると信頼も増し、こちらの言うこともすんなり聞いてくれることが増える。

6年目になると、みんな転職をして1年目としてそれぞれの場所で活躍していきます…。

 こう考えると、新人が5年で目覚ましい進化を遂げますよね!
こんな後輩がいたら将来有望です!
もちろん個人差、性格もあり思った通りに進まないことも多いですが…
着実に成長していくので、その子に合わせた伝え方・見守り方をしていくのがいいと思います。

上司(保育者)としての心構え

成長を信じて任せられるか

それぞれ成長段階がありますが、なんでもかんでも先回りして解決してしまっては成長に繋がりません。
考えたり、やってみたらうまくいかなかったという機会を作り見守ることも必要です。

相談しやすさはあるか

仕事でも、会社の愚痴ばかり・仕事を上から目線な言葉で命令され威圧的。
いつもイライラしてる先輩になんて相談したくないですよね。
生き生きとしていて、質問に穏やかに応えてくれる、さらに努力も認めてくれるならいろいろなことに挑戦してみようという気持ちになると思います。

後輩から素直に学ぶ

「昔はこうだったんだ!」と頭でっかちに過去を語られるより「こんなやり方もあるんだね」と柔軟に後輩(子ども)から学べると共に成長していけると思います。
《自分も成長させてもらってる》と思いながら日々を過ごすと、気付くことも多くなります。

とにかく最後は愛情と信頼

色々話しましたが、やっぱり最終的には愛情信頼があるかが一番です。
「大好きだよ」「間違えてもいいんだよ」「やりたいようにやってみて」
そのような気持ちを持っていれば子どもは育っていきます。

《しっかり教えなきゃ》《いい親にならなきゃ》と一生懸命になることもなく、自分らしく子どもに接していれば子どもも気張らずに過ごせるのではないでしょうか。

大人の方がおっちょこちょいでも「間違えてたから、やっておいたよ」など、子どもがしっかりするケースもあります^^;
失敗しても素直にこちらから謝れば、信頼があれば簡単に崩れたりはしません。

まとめ

保育園時代は子どもは親御さんからの預かりもの、小学校に向けて自立を…
子育て時代は子どもは神様からの預かりもの、社会に出ていく自立を…

と考えて育てるようにしています。

どのようにすればその子が自分で考え、自信を持って物事に取り組んでいけるか…
成長段階や性格なども考慮して導いて行けるといいですよね。

【子どもにはこう教えなきゃ…】と思うのではなく自分は仕事では後輩にどう教えてたか、憧れの先輩はどの様な人だったかなんて考えてみると新たな見方ができると思います。

少しでも参考になることがあると嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。

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